ワンちゃんと愛犬家の為の防災対策-準備するもの編-


こんにちは。愛犬家プロジェクト取材班の川上尚子です。

2016年4月に起こった熊本地震。私がいた隣県でもかなり大きな揺れがあり、私自身も、震災への備えが足りていなかったことに危機感を覚えました。愛犬家の皆さんの中にも、「愛犬と自分の身を守るために、どんな対策が必要なのだろう?」と不安に思っている方も居るのではないでしょうか。

そこで今回は、獣医師の船津敏弘先生にお話を伺いました。船津先生は、災害時に動物たちの救護活動をする「福岡VMAT」を立ち上げ、活動を続けられています。



ワンちゃんと愛犬家の為の防災対策-準備するもの編-



準備するもの

今回の記事では、災害に備え、平静時に準備しておくべきものを紹介します。

・ゲージ:避難時は、ゲージに入れて避難所まで運ぶのが安全な場合もあるでしょう。スムーズに避難できるように、普段から、ゲージの中で遊ばせるなど、ゲージに入る習慣をつけておくと良いそうです。

・食事・水:ドッグフードや水は、万が一に備え、いつも少し余分に用意しておきましょう。特に水は、人も必要なものです。今回の熊本震災でも、水不足が問題となっていました。犬用に、水も少し多めに準備しておくと安心です。

・薬:ワンちゃんが高齢であるなど、薬を常用している場合には、避難する時に薬も持参する必要があります。ワンちゃん用の避難袋を作り、平静時から薬を入れておくのも一つの手です。

・首輪:首輪は、「2つ付けておくこと」がポイントです。1つは、リードを付けるための首輪。もう1つは、名前や住所など、ワンちゃんの情報が載っている首輪です。リードに繋いでおいても、首輪ごと外して逃げてしまうワンちゃんもいます。迷子になっても身元が分かるように、リードを繋ぐのとは別の首輪に身元情報を載せておきましょう。

・マイクロチップ:首輪が外れてしまったら、犬の身元が分からなくなってしまいます。そこで、首輪より確実なのが、ワンちゃんの身元情報となる固有のID番号が書き込まれた「マイクロチップ」です。ワンちゃんの皮下に埋め込み、専用の読み取り機を使って確実に個体を識別するものです。



万が一災害の際に慌てないために、平静時の準備は不可欠だと分かりました。

次回の記事は、「同行避難」(ワンちゃんと一緒に避難すること)について書きます。



川上尚子/愛犬家プロジェクト



取材協力

動物環境科学研究所

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