治療法としての安楽死


こんにちは。愛犬家プロジェクト取材班の川上尚子です。

今回のテーマは、ワンちゃんの「安楽死」についてです。清美どうぶつ病院の道岡清美院長に、お考えを伺いました。



治療法としての安楽死



治療法としての安楽死

道岡先生は、病気で苦しんでいるワンちゃんにとっての安楽死は、「痛みや苦しみを取る治療法」と捉えているそうです。

例えば、
・ガンで食事も喉を通らなくなり、いつも憂鬱な辛そうな顔をしている…
・末期の腎臓病で、食事も喉を通らず、嘔吐も繰り返し、痙攣発作まで起きてくるような苦しい状態になっている…

こんな時、ワンちゃんの目線に立っての幸せ、より良いことは何か?と考えると、痛みや苦しみから解放し、楽にしてあげることも選択肢の一つとして浮かび上がってきます。



決断の捉え方

「安楽死は治療の一つ」とは言っても、自分の決断で愛犬の命を断つと考えれば辛いものです。捉え方を少し変えて、「だれにでも絶対にやってくる命の終わりを、苦しまず、より幸せに迎えさせてあげるには?」と考える。それが道岡先生の提案です。

獣医師も、助けることが出来ない無念さと、命を絶つ選択の苦しみの中で、葛藤すると言います。でも、治療の選択肢の一つと自分に言い聞かせ、気持ちを奮い立たせて、飼い主さんに伝えるそうです。

「どんな動物にもやってくる死を、いかに穏やかに迎えるか?」
それを考え提案することも、獣医師の大事な仕事だと、道岡先生は語ります。清美どうぶつ病院では、安楽死の方法も、麻酔の延長・眠りの延長で行い、苦しくないように施していると言います。



どんな動物にも死は訪れます。普段から精一杯、愛犬と向き合って下さい。そうすれば、後悔することも少なくなるのではないでしょうか。



川上尚子/愛犬家プロジェクト



取材協力

清美どうぶつ病院

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