犬の本能と飼い方の基本 その2


こんにちは。愛犬家プロジェクト取材班の川上です。

前回は、ドッグトレーナーの土生亜紀子さん(家庭犬しつけ方教室スリーピーズハウス)に聴いた、ワンちゃんの本能を満たし「犬を犬らしく飼うための基本」4つの内、2つ目までお伝えしました。 引き続き、残り2つをご紹介します。



犬の本能と飼い方の基本 その2



4つの基本

基本(3)しつけ
しつけは、社会で生きていくために必要です。野生なら家族が教えてあげるものですが、ペットの犬には、人の社会の決まりを飼い主が教えてあげねばなりません。しつけで満たされるのは、「服従」の本能です。これは、人が一方的に押さえつける支配や独裁ではなく、「世渡りの術(ルール)」を教える者と習う者という上下関係の構築の習性を再現するということです。
ポイントは、2つ。1つ目は、YESの指示をすること。「○○しないで」というNOの指示をしても、犬は「じゃあ、どうすればいいの?」となりますから、「○○して」という指示をしましょう。2つ目は、一貫すること。なんでもしてくれる時もあれば、「ダメ」と怒られる時もあると、上下関係が分からなくて犬は混乱します。飼い主が良いリーダーになるのが重要です。

基本(4)手入れ
犬の階級制度の中で、信頼や上下関係、愛情を表現するグルーミングの本能を満たすのが手入れです。群れを生き残らせるために利他主義が発達している犬の群れの特徴だそうです。社会参加や共同作業が盛んな群れは「治安が良い群れ」とされ、犬は安心します。それを再現するのが散歩・遊び・しつけ・手入れです。ですから手入れはとても重要な要素の一つで、清潔にするためだけにすればいいものではないのです。土生さんによると、犬が寝落ちするのを目標になでたりブラシをしたりすると良いそうです。犬が飼い主に完全に身を委ね、どこを触られても良いと思うほどの信頼関係を作りましょう。逆に、傍を通ったついでの「ついでなで」、TV見ながらの「ながらなで」だけではダメ。5分10分でもいいから、ワンちゃんと完全に向き合う時間を作って上げてください。



4つの基本は、犬の本能を満たして、ワンちゃんも人も暮らしやすくなるポイントでした。犬に向き合って理解するためには、毎日コツコツ絆を深めていくことが鍵なんだなと思いました。



川上尚子/愛犬家プロジェクト



取材協力

ドッグマンス


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